映画「関ヶ原」 細川忠興の愛刀

前回、西軍の宇喜多秀家の愛刀を紹介しました。最後となる今回は東軍の細川忠興の愛刀です。足利家の支流である細川家の出身で、妻は明智光秀の娘である玉子、通称細川ガラシャです。時の有力者に仕え、関ヶ原合戦では東軍の家康軍につきます。また、妻のガラシャは石田三成の人質になるのを拒み自害し、忠興は三成軍と激戦を繰り広げます。

歌仙兼定(かせんかねさだ)

さて、細川忠興の愛刀ですが『歌仙兼定(かせんかねさだ)』といわれています。
「歌仙」という名前の由来は、肥後八代城に隠居していた忠興は、当主細川忠利を取り巻く近臣たちの補佐ぶりが悪い、として八代城に呼び寄せ、この刀で首を刎ねました。その数が三六人であり、三十六歌仙にちなんで『歌仙兼定』と名付けられました。
実は、その斬られた者たちはスパイだったとか、忠興が京都にいた若い頃、ならず者を三六人斬った、などの異説もあります。
ちなみに「細川忠興公御年譜」では、この手討ちに関する記載がないため、残酷すぎる、としてないものとしたのかもしれません。
刃長は一尺九寸九分五厘(約六十・五センチ)で、細川家五代綱利のとき家老の柏原要人定常が拝領しました。

刀剣乱舞でも人気である『歌仙兼定』
チュートリアルで最初に選べる初期刀ですので使っている方は多いのではないでしょうか。
自称文科系となっていますが、三十六歌仙から名前の由来がきていますから、あながち間違っていないかもしれませんね。

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