映画「関ヶ原」 石田三成の愛刀

2017年8月23日

八月二十六日に公開される「関ヶ原」
歴史の分岐点ともされる関ヶ原合戦を忠実に再現し、豪華なキャスト陣で映画化されます。注目すべきは石田三成率いる西軍(豊臣軍)視点で描かれ、三成の純粋すぎる武将としての姿を垣間見ることができる内容のようです。

石田正宗(いしだまさむね)

さて、その石田三成の愛刀といえば『石田・切込み正宗』です。
もとは関白秀次に仕えた若狭守が所持していましたが、主君を失い流浪の身になったため、岡山城主であった宇喜多秀家に売り、これを三成に贈りました。
太閤秀吉が他界すると、加藤清正・福島正則ら七武将は朝鮮出陣時の武勲を三成が握りつぶし、秀吉に伝えなかったと憤慨し討ち果たすため三成を襲いました。
しかし、家康の憂慮により三成の役職を解職したのち、佐和山城(滋賀県彦根市)に帰らせました。途中、襲われることを心配した家康は結城秀康ら三武将に命じ、三成を護送させました。
三成は秀康らとともに勢田(滋賀県大津市)まで来ると、その先の護衛をしなくてもいい、と言います。三成がしきりに辞退するので、秀康は重臣である土屋昌春を護衛につけて送り届けました。三成はその恩を返すために秀康に自身の刀を贈りました。
そこから『石田正宗』とも、また棟に切込みがあるため『切込み正宗』ともいわれます。

その後、三成は家康と対峙することになります。
一度は命を救われ、護衛までつけてもらった三成ですが、それでも家康の豊臣家に対する仕打ちに不満を募らせえていたのでしょう。三成の豊臣家への忠誠心は計り知れないものを感じますね。