日本刀の美しさ

2017年8月13日

折れず曲がらずよく切れる

日本刀を初めて手にした時、青く澄んだ光に魅了されたものです。黒鉄の芸術といわれる日本刀ならではの美しさがあります。

日本刀は鉄という極めて地味な素材が使われているが、折り返し鍛錬することで不純物が叩き出され良質な鉄鋼が作られる。鍛練によって含有する炭素が抜けて軟らかくなり、さらに鍛練すると炭素が鉄に浸透して硬くなっていく。
「折れず曲がらずよく切れる」という日本刀に独特の用件には匠の鍛錬の技と優れた日本刀独特の工夫でできるのです。

日本刀の光り輝く沸(にえ)の美しさは焼入れの際生じるもので、高い温度で焼くほど沸出来となり、温度が低いと匂出来となる。この沸と匂が複雑に変化したものが地景、金筋というもので、働きと覇気をみる見どころとなっている。

日本刀の見どころの一つ目はなんといっても姿全体の流れるような湾曲した反りの美しさにある。平安期前期から以前は、反りのない直刀の時代が続いたが、次第に反りを加えて今見るような湾刀形式の日本刀が完成した。
騎馬戦において馬上から斬りおろす敵への攻撃は直刃より湾刀の方がはるかに有効性が高い。まさに用と美といえよう。用を備えたものは均整があり見た目にも美しい。

鍛え

二つ目は「鍛え」で、地金のことである。鋼の肌に樹木と同じ肌模様の板目肌、杢目肌が見られるのは興味深く、これは鍛練によって現れる景色である。
細かい砂粒のような肌、大規模な肌など国柄や流派のよって現れる。

刃文

三つ目は「刃文」で、日本刀の美を追及した究極の美をうかがい知ることができる。大別すると直刃と乱れ刃がある。また乱れ刃の中には、互の目、丁字、湾れなどの種類があります。

日本刀は美術品としてだけの美しさだけでなく本来武器であり、常に所有者の生死とともにあったものであり、生死と相対した中に秘められた美しさ、魅力があるのかもしれないですね。